01 / NAME THE SPECKS
白い粒はなぜ写り、何が違うのでしょうか?
バックスキャッターは、カメラと被写体の間にあるプランクトン、砂、有機物などの浮遊粒子へ人工光が当たり、その光がレンズ側へ戻ることで生じます。明るい点、丸いリング、短い筋、広い白いかすみとして見える場合があります。
気泡は比較的大きな半透明の円や、上へ続く流れとして写ることがあります。高感度ノイズは暗部や画面全体にランダムな粒や色むらとして出る傾向があります。センサーダストは複数のコマの同じ位置に残る、ぼんやりした暗いしみとして現れる場合があります。
小さな気泡や浮遊生物も光を散乱させるため、1枚だけでは原因を断定できないことがあります。すべての粒を同じ方法で消すと、魚の鱗、サンゴのポリプ、砂粒、意図して写した気泡まで失うおそれがあります。
02 / FIVE DECISIONS
撮影から後処理まで、5つの順番で確認します。
すべての海に合うストロボ角度や編集値はありません。原因を見分けてから、小さな調整を重ねてください。前後のコマと見比べる
100%表示にし、前後に撮ったコマも並べます。動く明るい粒やリング、同じ位置に残る暗いしみ、暗部全体のランダムノイズを分けて考えると、誤った除去を避けやすくなります。
ストロボをレンズ光軸から外す
ストロボをポートから左右へ離し、やや外向きに振って、光束の端で被写体を照らすよう試します。適切な角度は距離や透明度で変わるため、テスト撮影で確認してください。
水の層を短くし、砂泥を巻き上げない
生物との安全な距離を守りながら近づくと、レンズとの間にある水と粒子を減らせます。中性浮力とフィンワークを保ち、海底へひざをついたりサンゴへ触れたりしないでください。
基本補正のあとに、目立つ粒だけを整える
可能ならRAWで、ホワイトバランス、露出、色、全体のコントラストを先に控えめに整えます。その後、被写体から離れた大きく明るい粒から局所的に目立ちにくくします。輪郭と重なる粒を無理に消すと質感が変わる場合があります。
ノイズ低減とシャープネスは最後に確認する
必要なノイズ低減を行い、ローカルコントラストとシャープネスを最後に調整します。全体表示と100%表示で元画像と比べ、にじみ、繰り返し模様、ハロー、途切れた輪郭があれば処理を弱めてください。
03 / KEEP THE WATER REAL
粒の少なさより、場面の保存を優先します。
少し粒が残っていても自然な結果の場合があります。保存前に次の点を確認してください。魚の鱗、サンゴのポリプ、砂、器材の細かな印が保たれているか
意図して写した気泡や実際の浮遊生物を誤って消していないか
被写体の周囲にぼけたパッチ、繰り返し模様、ハロー、途切れた輪郭がないか
ノイズ低減で暗部や器材の表面が不自然に滑らかになっていないか
残った粒よりも、過剰な除去の跡のほうが目立っていないか
04 / QUICK ANSWERS
水中写真のバックスキャッターについて、よくある質問
写真の白い粒はすべてバックスキャッターですか?
いいえ。気泡、高感度ノイズ、センサーやレンズ系の汚れ、小さな浮遊生物も似て見えることがあります。前後のコマで位置や形がどう変わるかを先に確認してください。
撮影時にバックスキャッターを完全に防げますか?
完全に防げるとは保証できません。粒子の密度、流れ、透明度は常に変わるためです。ストロボを光軸から外し、安全な範囲で撮影距離を短くし、砂泥を巻き上げないことで発生しにくくできます。
DeepBlue AIはすべてのバックスキャッターを消しますか?
いいえ。DeepBlue AIは、写真に見える水中のかすみやバックスキャッターを穏やかに目立ちにくくする処理を試みます。粒子の大きさと密度、光、解像度、被写体との重なり方によって結果は異なります。
AI補正で被写体の細部が変わることはありますか?
あります。生成AI補正では、粒子と鱗、サンゴ、砂、器材の輪郭が重なる部分の細部が変わる場合があります。結果を拡大して元画像と比較し、重要な記録写真では元データも保管してください。
1枚の補正は無料ですか?
1回につき1枚を補正する機能は無料で、登録やカードは必要ありません。完成版のダウンロードリンクを入力したメールへ送り、次の写真も同じ方法で1枚ずつ利用できます。

